専門フォトグラファーの フォトアトリエ四ツ谷
「今から撮れますか?」
都内の有名スタジオさんで宣材写真を撮った女性が、店を出た足で、電話予約をくれました。 支度があるので2時間半後の撮影をお願い致しました。 そのスタジオでは違和感のあるメイクをされて、 こんな自分に見えないプロフィール写真は使えないから、セルフメイクで撮り直したいという。 ところが、写真を見せてもらったのだが、たいしておかしくはなかった。 あえていえば、盛れていないことぐらいである。
「女性に撮ってもらったのになあ...」
「ん?」よくよく話を聞いてみると、いつもの見慣れた顔に撮って欲しかったというのでピンときた。
「あ~...」これは、レンズの選択の問題だと思った。 詳しくは書かないが、他のスタジオで使っていないであろうレンズに変えてみたら、 献血のポスターにありそうなメジャー感にあふれる宣材写真になった。 どうみても有名人の風格である。
あれにも見える、これにもありそう、笑ってお帰りになりました。 終電近くの電車にも間に合ったと、LINEをくれて、やはり笑っていました。 喜んでもらえると、撮った甲斐があったなと思います。 素人が素人に写る写真じゃだめだと思うんだよね。カメラマンの腕で、写真にメジャー感を出さなきゃね。
私、ポスターも撮っているカメラマンなので、そのクオリティでバンバン出していきますよ。みんな、撮影に来てね!